プロセス合成研究室
Laboratory of Process Synthesis (LPS)
内容
当研究室では, カーボンニュートラル社会を達成するための創・省エネルギー機能を有する産業プロセスの設計,新しいエネルギー源の利活用,それらを支えるシステム開発および社会実装について,マルチな時空間スケールを対象にモデルと実験による研究開発を行っています。
研究の一例:再生可能エネルギーに着目し,熱利用プロセスの開発をおこなっており,特にそのプロセスを構成する材料の機能を最大化するための形態の解明と,その材料の特性を最大化するためのプロセス構造を同時に明らかにするという学理(非線形力学など含む)の構築を目指しています。この他,ナノ粒子やナノ空孔などに代表されるミクロ的な特性を有する材料を用いた膜分離プロセス等における現象の解明に関する知見とマクロなプロセス合成(プロセス設計)を結びつける,新しい化学工学的方法論を実験やシミュレーションを通して模索しています。
さらに,包括的な環境・エネルギーに関する工学的な成果の社会実装やシナリオ構築に関する社会科学的な研究も行っています。
研究キーワード
カーボンニュートラル,再生可能エネルギー,エネルギーシステム,モデリング&シミュレーション,複雑系,社会システム,文理融合